大手プロダクションに通っていた頃

歌手をたくさんデビューさせるような大手のプロダクションに
中学生のころ通っていました。

そこは時々オーディションを行うために、東京からプロが見に来ていました。

踊りのレッスンもたくさんやっていました。
それは、とても楽しいものでした。

向こうが本気でやるので、若い人たちは一緒に大きな鏡を見ながら
何一つわからなくても、ステップがわかるようになったり、
息の吸い方がわかるようになったり、腕はこういう振り付けにするんだ、
とか非常に楽しいものでした。

違うフロアーで行っていたレッスンで、今でも、もの凄く記憶に
残っているものもあります。
芸能界特有のダンスというのがあって、一般で教えているようなダンスとは
もちろん違うのでなかなか触れ合う機会もありません。

ブロードウェイに近いようなものもあれば、ミュージカルのよう場合は、
発声も踊りも大げさすぎるくらいになるし、ステージならもちろんメイクも変わります。

それぞれ習わなければわからないことばっかりで、その場の緊張感とか空気とか、
大人の世界で回っているお金のこととか、いろんなことが絡んできて、
そんなことを知るだけでも、すごく大人になります。
とにかく、習わなければ、見よう見まねで出来る世界ではない、ということです。

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